コミュニティソーシャルワーカー
CSWとは
コミュニティーショーシャルワークとは、イギリスにおいて提案されたコミュニティに焦点を当てた社会福祉活動・業務の進め方で、地域において支援を必要とする方々の生活圏域や人間関係等、環境面を重視した援助活動を行うとともに、地域を基盤とする支援活動を発見して、支援を必要とする人に結びつけたり、新たなサービスを開発したり、公的制度との関係を調整したりすることを目指すものです。
CSW配置事業の概要
制度の狭間や複数の福祉課題を抱えるなど、既存の福祉サービスだけでは対応困難な事案の解決に取り組むコミュニティソーシャルワーカー(CSW)を中学校区等の単位で設置する「いきいきネット相談支援センター」を設置し、地域における見守り・発見・つなぎ機能の強化を図る「コミュニティソーシャルワーク機能配置促進事業」を実施しています。
CSWの役割
1.要援護者に対する見守り・発見・つなぎのセーフティネットの体制づくり
◎要援護者等に対する見守り・相談から適切なサービスへの「つなぎ」が機能する体制づくり
◎事例に応じた関係者で構成する「ケース検討会」の開催
◎地域住民に対する福祉サービスの利用方法等の情報提供
◎地域住民と福祉の専門家との協働の促進
2.制度の狭間にある要援護者からの相談への対応、必要サービスへのつなぎ、各種福祉サービスの利用申請支援等の実施等
3.地域住民活動との協働と支援
◎住民活動の育成・支援、要援護者の組織化支援
4.新たなサービスや仕組みの研究・開発・普及
5.地域福祉計画等の策定・見直し・推進等への協力及び市町村におけるセーフティネットの構築・強化の為の取り組みへの参画
◎福祉関係者はもとより、地域住民や日頃から地域住民と接する機会の多い業者の参加による福祉の街づくりのコーディネート等
千早赤阪村社会福祉協議会ではCSWを配置し、地域包括センター等の多様なネットワークを活用した地域高齢者の実態把握、問題の対応等を含む総合的な相談支援業務、また、高齢者の実態の変化に応じた長期的・継続的なケアマネジメントの相談支援業務を行っています。